汗腺の説明
下記は、代表的な汗腺につての説明です。
【エクリン汗腺】
頭のてっぺんから足のつま先まで全身に分布。
日本人の成人では、1平方cmに約100本、全身で約230万本あるといわれています。
このエクリン汗腺から出る汗をエクリン汗といい、運動をした時、暑いときにたくさんで、その気化熱で体温を一定に調節しています。
エクリン汗腺が一日に分泌する量は、1.5~2リットルにもなります。
いわゆる「汗っかき」の人は、このエクリン汗腺の働きが、活発であるといえます。
もちろんエクリン汗腺は、多汗症のポイントになる器官です。
また、なめるとしょっぱいのは、殺菌の役割をするめに弱酸性を保っているからです。
【アポクリン汗腺】
アポクリン汗腺は、「大汗腺」と呼ばれ、エクリン汗腺の10倍位の大きさがあります。
エクリン汗腺よりも皮膚の深いところにあり、開口部は毛穴につながっています。
わきの下、陰部、乳首のまわり、耳の中など特別な場所にしかなく、特に体毛の密生している陰部とワキの下に集中しています。
これは、アポクリン汗腺の出口が毛穴と連結していることに関係しており、ここからでる汗をアポクリン汗といいます。
アポクリン汗は、脂肪、鉄分、色素、蛍光物質、尿素、アンモニアなどの成分を多く含んだ粘り気のある液体で、乳白色をしていて、特殊なニオイがあります。
しかし、このアポクリン汗腺の働きは解明されていないのですが、ストレスや精神的な緊張、性的興奮
などにより発汗することと、限られた部分に存在することがわかっており、推測では、フェロモン分泌の
働きがあるのではないかと、思われています。
このアポクリン汗腺から分泌される「アポクリン汗」が、わきがの原因と考えられています。
【皮脂腺】
皮脂とよばれる脂肪を分泌しているところです。
排出された脂肪は、エクリン汗と混ざり合い、皮膚の表面に薄い膜を作って肌を保護します。
汗腺ではありませんが、アポクリン汗腺と同じく毛穴が出口と連結しています。
新しい細胞が出来ると,古くなった脂肪細胞を押し出します。
よくある肌のトラブルは、この皮脂腺からの脂肪の分泌が多すぎるとべたついたり、少なすぎるとかさついたりといった乾燥の状態になります。
また、皮脂に雑菌が繁殖するとニキビや吹き出物の原因となります。